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カバー工法で費用削減

近年、カバー工法という屋根工事が増えてきています。これは、既存の屋根材を撤去することなく、その上から覆うように新しい屋根材を噴き上げる工法です。但し、工法が採用できる既存の屋根には一定の条件があります。それは、既存の屋根材が、スレート系や金属系の屋根材で葺かれている場合に限ります。既存の屋根材が日本瓦や洋風の瓦などでは、このカバー工法を採用することは出来ません。近年の新築建物は、日本瓦は少なくなり、スレート系や金属系の屋根材を使った軽量屋根の建物が多くなってきています。このような屋根材の耐久性は日本瓦などに比べると3分の1程度の年数しか耐用しませんから、一生のうちには1~2回程度の葺き替え工事や塗装工事が必要となり、その為、長期的に見れば、屋根替えのトータル工事代金は、日本瓦などの方が安く収まるということがあります。新築時にスレート系などの軽量の屋根材で施工した建物は、柱も細く、構造的に軽量屋根材にしか対応できない建物の為、同系統の屋根材を使ったリフォームということになります。

 

カバー工法の特徴としては、いくつかの点でメリットがありますので、以下に列挙してみます。

1,既存の屋根材を撤去することが無い為、撤去作業が不要。

2,既存の屋根材の廃棄処分が不要。

3,既存の屋根材の撤去費・処分費が不要の為、工事代金がその分、軽減される。

4,屋根材が二重になるため、防音性、断熱性、防水性が高まる。

5,新たな屋根材は、主にガルバリウム等の金属系で軽量の為、重量増は余り懸念する必要がない。

6,トータル費用が少なく、工事期間が短い。

 

次に、カバー工法のデメリットについても挙げてみたいと思います。

1,既存の屋根材が、日本瓦や洋風瓦の場合は、カバー工法は採用できない。

2,雨漏りや、下になった屋根に問題が発生した場合、2枚分の屋根を剝がすことになり、費用や工期が増える。

3,カバー工法に対応できる屋根材は、ガルバリウム等、一部の屋根材に限られてしまう。

4,既存の屋根材の破損が大きいと、カバー工法が採用できない場合がある。

5,下地である野地板などが腐食している場合、新しい屋根材を固定するビスが効かないため採用できない。

 

このように、カバー工法を採用するうえで、メリット・デメリットなどがありますから、ご自分の建物や既存の屋根の状況に適応した対応が必要です。その為にも、信頼できる業者に相談されるべきですし、一方的に、特定な商品を勧める事をする業者や強引な勧誘業者には要注意です。

 

   着工前(カラーベスト)➡ 着工後(ガルバリウム鋼板)

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